折角ビールを飲むのであれば少しでも美味しくのみたいですよね。缶で直接飲むのも良いですが、グラスで飲むと一段と香りと味わいを楽しめます。
ビールは製法や銘柄によって当然香りや味わいが違いますが、グラスの違いによって「同じビールでも」風味や飲み心地に変化を及ぼします。
これはグラスの形状が「香り、泡の保ち方、飲み心地、温度の維持等々」に効果あるためです。
わたしの持っている「シュピゲラウ」のビールグラスのうち、「チューリップ型」についてご紹介したいと思います。ビール好きであれば、持っておきたいグラスです。
グラスの種類
・ビールグラスには以下のような種類があります。
- チューリップ(今回ご紹介)
- パイント:1パイントが入る容量のグラス(米国のUSパイント:473ml・英国のUKパイント:568ml)
- IPA :IPA(インディア・ペールエール)用のグラス
- フルート:胴部分が細長いグラス
- ヴァイツェン:白ビール用のグラス
- ビアジョッキ:定番のビールグラス など
チューリップ型の特徴
名前の通り、チューリップの花の形に似た形状を持つグラスです。デザインもおしゃれですね。
デザイン
- ボウル部分(胴体)
底部から中間部あたりまで広がり、口に向かってすぼまる飲みやすい曲線的なフォルムです。
- 持ち手部分
ワイングラスのような持ち手であり、ボウル部分を直接触れないため、温度変化を抑えることができます。
- ベース部分
広く、安定感があり、テーブル上での転倒を防ぎ、安心して使用できます。
香り、味わい
- 香り
ボウル部から口元にかけて狭くなった形状が、香りを閉じ込めるため、ホップの香り等が強調され、複雑なアロマを楽しめます。
- 泡
泡を長く保つことができ、泡とビールの口当たりを存分に感じることができます。
- 風味
甘味や苦味、酸味などがバランスよく感じられ、そのビール本来をしっかりと味わえます。
シュピゲラウとは
シュピゲラウ(Spiegelau)は、1521年にドイツで設立された、500年以上の歴史を誇るガラス製品メーカーです。特にビールグラスやワイングラスの製造で世界的に知られています。
シュピゲラウのビールグラスは、特に耐久性と透明度に優れています。
「シュピゲラウ」グラスの使用状況
チューリップ型と相性の良いビール・銘柄
オールマイティに使えるグラスであり、どのビールにも相性が良いと思います。
わたしが飲む日本の銘柄でおすすめは以下です。
- サッポロラガー 赤星
しっかりとした麦の風味とバランスの取れた苦味が特徴です。飲み口はドライでありながらも、どっしりとしたコクが感じられます。
- キリン スプリングバレー豊穣
深みのあるリッチな味わいが特徴です。ホップ由来の適度な苦味が味わいがあり、苦味は強すぎず、絶妙なバランスです。飲みやすさを損なうことなく、しっかりとした後味を残します。
- トップバリュ プレミアム生ビール
ホップの苦味はそれほど強くなく、コクがしっかりと感じられ、甘みがビール全体のバランスを整えた味わいです。(2024年8月9日からリニューアルされ新しい味と香りになっています。)
とは言うものの単にわたしが好きな銘柄であり、みなさんそれぞれが好きな銘柄がグラスによって香りや味が変わることを楽しんで貰いたいです。
チューリップ型グラスのまとめ
- チューリップ型グラスは、ボウル部の中間部が膨らんだ形状をしており、どのビールとも相性が良く、そのビール本来の香りや味をバランス良く楽しめます。
- 「シュピゲラウ」のビールグラスであれば、高い耐久性と透明度が証明されており、プレゼントで貰っても、自分の普段使いでも満足できるグラスです。
その日の気分に合わせてグラスを変えてビールを味わう楽しみを是非感じてください。
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