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お酒(ビール/日本酒/ワインなど)が題材のおすすめマンガ「もやしもん」

お酒

もやしもん」は、講談社「イブニング」で連載していた石川雅之氏による「お酒やビールなどの発酵」をテーマにした漫画です。

2004年8月6日〜2014年1月22日間の連載で単行本は、全13巻が発行されています。

農業大学を舞台に、微生物を肉眼で見ることができる主人公「沢木」を中心に発酵食品やお酒に関するさまざまなエピソードが描かれています。

本作は、学園コメディを交えながら、発酵に関する科学的な知識や文化の解説を絡めたストーリー展開です。クスッと笑いながら発酵の世界を楽しめる内容になっています。

特に日本酒やビールに焦点を当てたエピソードが多く、お酒好きにはたまらない作品です。日本酒やビールなどの発酵飲料や食品について勉強してみたい人にもオススメです。

もやしもんの魅力

「もやしもん」では、発酵を取り扱うために、さまざまな微生物が登場。特徴を捉えてかわいらしくキャラクター化され、会話するなど独自の世界観を作り出しています。これにより、微生物たちが、どのようにお酒の風味や品質に影響を与えるのか理解し易くなっています。

ストーリーは、幼馴染の造り酒屋「結城」と共に農大へ入学するところからスタート。入学式に祖父の知人である教授「樹」に出会うことで発酵の世界に踏み込んでいくことになります。

個性豊かな仲間たちに囲まれて大学生活を送りつつ、微生物の力で日本酒、ビール、ワインなどの醸造酒や味噌や醤油などの調味料/食品が作られる過程が丁寧に描かれています。

序盤から教授「樹」が地面に埋めていたキビヤック(アザラシのお腹に海鳥を入れて作る漬物)を発見したり、日本酒を密造する先輩「美里」「川浜」と出会うなど、非日常的で愉快な学園生活が展開されていきます。

一方で、微生物や発酵に関する解説のシーンでは、吹き出し一杯に説明されており、知識面も充実した内容になっています。学生ならではの意外な恋愛模様もあり、男性女性ともにおもしろいと思えるおすすめのマンガです。

ビール

ビールについて詳しく取り上げているのは、第1巻第5巻です。

  • 第1巻では、「沢木」が微生物を視認する能力を活かし、ビールの発酵過程に登場する酵母についての話が登場します。特に、ビール酵母の役割や、発酵に伴う味や香りの変化が描かれています。
  • 第5巻では、ビール作りに焦点を当てたエピソードがあり、「沢木」たちが、ビールの醸造や発酵に使われる酵母の役割について学びます。エールやラガーといったビールの種類や、それぞれの特徴についても詳しく説明され、ビールの多様な世界が描かれています。

これらの巻では、ビールの醸造工程やその科学的な側面がわかりやすく描かれ、ビール造りの魅力を深く理解できる内容となっています。

ビール酵母が他の微生物とやりとりしながら発酵プロセスを進めていく姿が描かれており、読者にわかりやすくなっています。

日本酒

日本酒について詳しく取り上げているのは、第2巻第9巻です。

  • 第2巻では、日本酒の発酵や微生物について深く掘り下げたエピソードが展開。「沢木」が、日本酒の醸造過程や麹菌、酵母の重要性について学びます。また、日本酒の製造現場が描かれ、伝統的な酒造りの知識が紹介されます。
  • 第9巻では、「沢木」たちが酒蔵を訪れ、日本酒の仕込みや醸造の過程を体験。この過程で、発酵や微生物の働きが詳しく描かれ、日本酒の伝統的な製法やその魅力が解説されます。

これらの巻では、登場キャラクターとともに日本酒にまつわる科学的な知識、発酵によって香りや風味が変わること、職人の手技が大きく影響することを学べます

まとめ

「もやしもん」は、発酵をテーマとしてビールや日本酒などの醸造酒について深く掘り下げた作品です

発酵飲料/食品がどのように作られ、文化的な背景や発酵の科学がどのように関わっているのかを楽しみながら学べる内容になっています。

「沢木」たちの成長や人間関係の描写と共に、お酒にまつわる知識が自然に身につくのがこの漫画の魅力です。「もやしもん」は、単なる娯楽漫画を超えた価値を提供してくれます。

お酒好きであれば一度読んでおいて損のない漫画です。

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